ランニングシューズ選びで大切な4つのポイント

ランニングシューズ

ランニングシューズに限らず、普段靴を買う際に

[kjk_balloon id=”5″]自分の足はだいたい・・・・◯◯cmくらいかな…[/kjk_balloon]

と認識していることが多いかもしれません。

多少大きかったりしても履けてしまうため、そこまで気にしない?ですが、ランニングをする場合は、

普通に歩くよりも着地や蹴り上げの際に足へ負荷が掛かる

ため、ランニングシューズ自体が自分の足の形に合っていないと、足だけでなく膝や腰脚全体へ余計な負荷を与えてしまい兼ねません。

そのため、ランニングシューズを選ぶ際には、

自分の足に合ったものをしっかり選ぶことが大切

ってのはよく目にします。

なのでここでは、自分の足に合うランニングシューズを選ぶためのポイントとなる

  • 自分の足のかたち・サイズを知る
  • 自分の足の指先のかたちを知る
  • どんな使い方をイメージしているか
  • 実際に履いて試してみる

といった4つのことを掘り下げて記載していきたいと思います。

日本人に多い足のかたち

裸足

スポーツメーカーのasicsが、自社のランニングシューズ開発の過程で行った日本人の足に関する調査によると、日本人の足は欧米人に比べて

  • 足の幅が広い
  • 甲は低い

ことが分かりました。

あくまで統計的な話ではありますが、日本人にとっては細長のものよりもワイドな造りのシューズの方がフィット感が高いと言えそうです。

足のサイズの測り方

メジャー

基本的に足のサイズは大きく分けて

  • 足長
    そくちょう

    足長:かかとからつま先までの長さ
    =レングス
  • 足囲そくい
    足囲:足幅の最も広い部分の周囲
    =ワイズ

の2つで決まります。

また、厳密にいえば左右で足の長さが同じ人は非常に少ないので、右足・左足それぞれ測って長い方を基準にします。

足のサイズはいつ測るのがいいのか?

加えて、足のサイズは

起きたときと夜寝る前で違う

ことが分かっています。

なので、自分の足のサイズを測る時には朝と夜それぞれ測ることが理想的です。

ランニングシューズのサイズの選び方としても、

自分が実際にいつ走る時が多くなりそうか?

を考えてサイズを選んだ方がベター

です。

朝が多いようでしたら朝に測った足のサイズを参考にするべきですし、夕方〜夜に多くなりそうでしたら仕事から帰ってお風呂に入る前に測った時のサイズを基準にする方が良いですね。

自分の足の幅はどのくらいか?

自分の足長・足囲が分かれば、実際にランニングシューズのサイズ選びになります。

足幅

多くのランニングシューズには、足長の「センチ」に加えて、足囲の基準とされる

E

という基準サイズがあります。

一般的にはE〜4Eまでの4段階に分かれており、

  • E
    :無表記
  • 2E3E
    :ワイズ
  • 4E
    :スーパーワイズ

といった呼ばれ方をしています。

メーカーによって名称に違いあり

仮に記載がない場合でも製造元メーカーに問い合わせれば大抵は教えてくれますし、自分に合ったランニングシューズを選ぶ上では足囲を表すEサイズも大切な判断基準となります。

メンズ足サイズ表

サイズ:cm

足長シューズサイズ足囲 E足囲 2E足囲 3E足囲 4E
22.0~22.524.023.724.324.925.5
22.5~23.024.524.024.625.225.8
23.0~23.525.024.324.925.526.1
23.5~24.025.524.625.225.826.4
24.0~24.526.024.925.526.126.7
24.5~25.026.525.225.826.427.0
25.0~25.527.025.526.126.727.3
25.5~26.027.525.826.427.027.6
26.0~26.528.026.126.727.327.9
26.5~27.028.526.427.027.628.2

レディース足サイズ表

サイズ:cm

足長シューズサイズ足囲 E足囲 2E足囲 3E足囲 4E
20.0〜20.521.522.222.823.424.0
20.5〜21.022.022.523.123.724.3
21.0〜21.522.522.823.424.024.6
21.5〜22.023.023.123.724.324.9
22.0~22.523.523.424.024.625.2
22.5~23.024.023.724.324.925.5
23.0~23.524.524.024.625.225.8
23.5~24.025.024.324.925.526.1
24.0~24.525.524.625.225.826.4

JIS規格参照

自分の足の指先のかたちを知る

裸足

自分の足のサイズが分かった次に大切なのが、自分の足の指のかたちです。

どんな走り方だとしても、

前に向かって進む際に、地面を蹴り出すのが足の指の役割

なため、足の指のかたちの違いでどこに力が入るか変わってきます。

足の指のかたちは主に足の指の長さに関係してきますが、大きく分けて人間の足の形は

  • エジプト型
  • ギリシャ型
  • ローマ形

の3種類に分類することができます。

エジプト型

足の形:エジプト型

足の親指が最も長い形です。

親指から段々になっているため

\型

のように見えるのも特徴です。

ある調査では、

日本人の約7割はエジプト型に分類される

とされています。

ギリシャ型

足の形:ギリシャ型

足の人指しが最も長い形です。

親指よりも人指し指の方が長いため

∧型

ともされています。

が、基本的には足の親指の長さと人差し指の長さを比べて、

親指よりも人差し指が長い場合は、ギリシャ型に分類

されています。

ちなみに、日本人のギリシャ型は約2割くらいと言われています。

ローマ型

足の形:ローマ型

主に足の親指〜中指までがほぼ同じ長さの形です。

割と珍しいタイプの形とされ、日本人でローマ型に当てはまるのは約1割弱とされています。

また、足の指の長さが割と揃っていることから

スクエア型

とも呼ばれています。

足の指先のかたちに合ったランニングシューズ選び

足の指

ランニングシューズは基本的にエジプト型が多い傾向にあります。

が、近年では研究も進んでギリシャ型やローマ形のランニングシューズも増えてきています。

足の指先を傷めないという意味でも自分の足の指先のかたちに合ったランニングシューズを選ぶことは大事

ですが、前に進む際の蹴り出しに大きく影響しますので、特に

もっと速く走りたい…!

というランナーには重要な要素となります。

ランニングシューズの選び方

ランニングシューズ

自分の足の形とサイズが分かれば、後はランニングシューズを選ぶだけです。

近年はいろんな種類のランニングシューズが登場しているので、

多すぎて逆に迷う…

状況になりつつあります。

自分の足の幅や形が分かればある程度ランニングシューズは絞り込めますが、選ぶ最後の基準として

  • 今どれくらい運動しているか?
  • 何の目的でランニングをするのか?

も考慮してみるとより絞りやすくなります。

今どれくらい運動しているか?

ジョッギング

前は結構運動していたけど、ここ数年全く身体動かしてなかったな…

って方と、

普段は野球やサッカーなどで身体動かしてるけど、新たにランニングも始める

という方では、やっぱり足腰の筋肉の付き具合が違ってきます。

初めて / 久しぶりに運動をする

ランニング

普段あまり身体を動かしていなかった場合、ランニングやジョッギングなどの運動でもいきなり始めてしまうと足や膝や腰を痛め兼ねません。

まずは身体を慣らす意味でも、

[kjk_balloon id=”6″]クッション性が高いランニングシューズを選んだ方が良い[/kjk_balloon]

とされています。

クッション性が高い足や膝への負担が軽減されやすくなります。

ランニングシューズとしてはちょっと重量が増してしまう傾向はありますが、そこは気にせず自分の足や膝や腰を守ってくれるランニングシューズがベターです。

日頃から運動をしている

トレイルランニング

普段から何かしら運動されている方は、ある程度脚全体の筋力も強くなっていると考えられます。

その場合は、ランニングをする目的に寄ってきますが、

速さを求める場合

自分の足が耐えられる範囲で軽量のランニングシューズが推奨されています。

軽量ランニングシューズはクッション性や反発性が減ってしまい、より競技用のシューズに近くなっていきますが、ある程度自分の足や膝や腰などを保護しながらちょっとスピードも求めたい場合には、

「軽さ」をひとつの基準として、軽すぎず重すぎないランニングシューズを選ぶといいかもしれません。

体力維持などの場合

普段は別のスポーツをしていて

ランニングやジョッギングは体力維持などが主な目的

という場合には、そこまで速さにこだわりはないと思いますし、何よりランニングをすることで普段しているスポーツへ悪影響が出てしまっては逆効果になってしまいます。

そのため、足や膝や腰に負担の少ないクッション性が高いランニングシューズを選んだ方が目的に合っていると思います。

実際に履いてみる

ランニングシューズ

近年ではいろんな研究も進んで各メーカーからいろんな特性を持ったランニングシューズが続々と登場しています。

同一メーカー内でもいろんな足の形やランニング目的に合ったシューズがシリーズとして展開されるようになってきているので、

実際に履いてみなと、どのランニングシューズが自分の足の形や使用目的に合っているのか分からない

です。

そのため、買う買わないは別としていろんなランニングシューズを実際に履いて試してみることが非常に大切です。

ちなみに、スポーツメーカーのミズノ社では、

ランニングシューズを選ぶ際には、つま先に0.5〜1cm程余裕を持させる

選び方を公式で推奨しています。

指先にゆとりが出来ることで、

ランニング中、つま先に変な負担がかかるのを防ぐことが出来る

ためです。

ランニングシューズ選びの大切さ

ランニングシューズ選びは、

  • 自分の足のかたち
  • 自分の足の指先のかたち
  • どんな使い方をイメージしているか

を改めて認識することが大事ですし、

  • 実際に履いて試してみる

ことも大切です。

自分の足に合ったランニングシューズを選ぶことは、自分の足を守ることにも繋がります。

最近はデザイン面で惹かれるランニングシューズも増えてきていますが、自分を大事にしながらランニングを続けていくって意味でも、まずは自分の足に合った適正サイズのランニングシューズを選ぶことが大切だと思います。

ちなみに、私事で恐縮ですが私は

  • 足の指先のかたち
    ギリシャ型(∧型)
  • 足囲
    2E
  • 目的
    運動不足解消

なことから、

  • つま先が∧型
  • 足囲にキツさを感じない
  • クッション性が良く足に負担がかかりにくい

といった全条件を満たしたナイキリアクトを履いています。

ナイキリアクト